※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
立山初滑りイグルーツアー
2005年11月23日

シーズン最初の山はやはり立山。

今回は、友人のビックマウンテンテレマーカー松島譲氏も同行。
天気が不安定で毎日雪が降り視界が利かないことも多く、遠征できませんでしたが、快適なイグルーをベースに積もりたてのパウダーを安全を確認しながら堪能しました。

イグルーでの焼肉宴会は最高です。

(レポート:橋本、写真:宮崎、松島、川崎、橋本)
dsc00626.jpg   数少ない晴れ間に顔を出した立山三山(11/25)

<1日目 11/23>

どんよりした雲行きと寝不足で朝一のバスを見送り、2番目のバスで立山から室堂へ。

登山届けを提出して出発。
山に入る時の安全マナーです。

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室堂出発。
今回は、友人2名と計3名でまずは雷鳥平入り。

左がビッグマウンテンテレマーカー松島譲氏。
右が「ひょうご山蹊記」著者川崎航洋氏。

雷鳥平にイグルーでベースを作る計画。
そのため、贅沢品を持ちすぎてザックがとても重く、ベースまでの道のりが少々つらい。
新雪もかなり積もっている。
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室堂山荘奥の浄土川経由で向かう。
沢はまだ開いており、一部徒渉して雷鳥平に着く。

この道は結構時間がかかる。
雪が降ったりやんだり、また、視界は利かない。
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早速、ゾンデで積雪をチェック。80-100cmというところ。
雪が積もっておらず、新雪が多く雪がなかなか固まらない。
苦戦しそうだ。

まずはイグルーを作る場所を踏み固める。
雪が柔らかく足だと固まらないので、スキーを履いて固める。
また、深く掘れないので、ブロック切り出し用に大きな畑を作って固まるまで、ワインを飲んで時間待ち。

しばらくすると新雪も固まってくるので、ワインを飲みながら何回か板で踏み固めてブロックを切り出す。
農耕民族になった気分だ。
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dsc00391.jpg ブロック切り、運び、組み立て、と役割分担で、スパイラル上にどんどん積み重ねていく。

下に掘れない分、上に積まなくてはならないので、結構時間がかかってしまう。
ブロックも新雪を固めて作ったものなので少々柔らかくてこずる。
いつになったら天井がくっつくんだろう、、、
と思いながら急激に傾斜をつけていく。

大きな畑からかなりのブロックを切り出していくと、空が暗くなると同じに天井の穴が小さくなっていく。
温度が下がったためだろうか、壊れやすかった雪も接着剤のように付き始める。

1.8Lワインが半分以上なくなった頃、かなり大きな立派なイグルーが完成。
寝不足とイグルー作りで皆お疲れ。

 
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dsc00401.jpg 中は広く暖かく快適です。
早速晩飯&宴会です。
お湯を沸かすとサウナになります。

晩飯は芋煮&残り汁カレーうどん。
旨いです。
<2日目 11/24>

予報通りの雪&視界が利かない生憎の天気。
無理はせずに近場で、雷鳥荘北側の新雪を数回登り返しで滑る。

距離は短いが今シーズン初の新雪で皆浮かれている。
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dsc00429.jpg   小さな雪庇からのドロップイン dsc00424.jpg
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滑っていたらお会いした、兵庫と富山のテレマーカーの方々と記念撮影。

滑った後は、今日で営業終了の雷鳥荘の檜の温泉であったかまります。
最高に気持ちがいい。
浄土山でスキーヤーが雪崩に巻き込まれたことを知る。
連日新雪が積もっているので、要注意である。

くつろいだ後は、パウダーランで快適なイグルーへ。
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新雪が随分積もっていました。

イグルーは雪かきしなくていいので、作ってしまえば後は楽チン。
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ローソクで明かりを。いい雰囲気です。

入り口は、もちろん軽量で機能的なfinetrackのツエルトで塞ぎます。

今日も宴会。
沢山のお酒を持ってきました。重かったです。
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<3日目 11/26>

今日も生憎の天気。

視界が利かない中、室堂へ。
松島譲氏が本日下山で、代わりに焼肉ボッカの友人が入山予定なので、送り&迎えに。
dsc00515.jpg   右奥はスキーヤーが雪崩に巻き込まれた浄土山 dsc00522.jpg
 
室堂で合流した後は、天候も安定しないので、必要な装備だけ持って室堂山の斜面を滑る。 dsc00536.jpg
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カナダ新雪のプロの雪崩チェック。

ピットを掘り、下からと上からのコンプレッションテストで確認。
表層より、10cmと70cm程度の所に弱層。

70cm層付近には氷とあられ雪が見られた。
これが、浄土山で発生した雪崩れの原因かもしれない。

今日滑る斜面・条件では問題なさそうある。
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そうしていると、たまに光が差すように。

パウダー滑走である。
気持ちいい。
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2本滑走後、松島氏と分かれてベースに帰る。
夕方は晴れ間も見えるように。

待ちわびた天気だ。
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今晩はメインイベント、イグルー焼肉宴会である。
なんと、シャンパンまでもってきていた。

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イグルーでの焼肉はとにかく旨かった。

外はしんしんと雪が降って新雪が積もり続けていたようだ。

行動中は、フラッドラッシュスキンドラウトセンサージップネックブリーズラッププルオーバー、にアウターシェルを着用。
寝るときは、これにインナーダウンを着て、3シーズンダウンシュラフ+シュラフカバーに潜りこみます。

これで荷物の軽量化ができます。
が、、、今回はそれ以上に贅沢品が多くて重かった。
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<4日目 11/26>

どんよりした天気だが、視界は良い。

今晩低気圧が通過し天気が悪くなるので、移動できるのは今日のみ。

今日下山する川崎氏を見送り、別山乗越を目指す。
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沢を渡り尾根伝いに高度を上げていくと、次第に晴れ間も見えるように。

険しい奥大日岳が、青い空に綺麗にそびえ立つ。

雷鳥沢はいい斜度で真っ白な斜面が広がる。
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dsc00741.jpg 晴れ間も見れるが、まったく視界が利かなくなることもしばしば。

剣沢まで行こうと思っていたが、条件の良い内に雷鳥沢を滑ることにする。

ガスが晴れる一瞬を待って、小さな雪庇から雷鳥沢に飛び込む。
若干重めだがパウダーランを楽しむ。

最高に気持ちよい。
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関東からの友人がベースにお昼着なので、
ビールで乾杯&焼肉で出迎える。

外での焼肉も旨いものだ。
dsc00764.jpg 食事が終われば、早速滑りに。
既に滑走した雷鳥沢は大勢が登り・下り始めている。

皆の滑走コースの沢芯を避けて滑ることを決め、我々も再度雷鳥沢を登る。
適当な高度まで登って滑走することに。

その前に、北海道雪崩研究のプロの雪崩れチェック。
雪は安定しており、まったく問題ナシであった。

室堂山でみかけた、
氷とあられ雪の弱層はこちらには見当たらない。
斜面で随分違うようだ。
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dsc00795.jpg 少し重めのパウダーランを楽しむ。
今晩は焼餃子と具沢山スープである。

イグルーも4晩目。
中も随分広くなってきた。
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<5日目 11/27>

最終日。下山しなければならない。
あっという間であった。

5日目になるとイグルーの壁も薄くなり、朝が明るい。
中も随分広くなった。

穴も少し開いてきたようだが、しっかり作ったお陰で最終日まで耐えてくれた。

天気は予報どおり大荒れ。
パッキングをし、視界の利かない中、雷鳥荘を目指す。
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2日前に入れた入り口は、扉がもう直みれなくなる程、
埋もれていた。

荷物をデポし、1本雷鳥平までパウダーラン。
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dsc00853.jpg 視界が利かず、起伏も斜面の傾斜も良く分からない。

がなんとなく落ちる方向に滑っていく。
雷鳥荘まで登り返して関東の友人達に見送られる。
彼らはイグルーでもう一晩過ごすのだ。

暴風雪の中を歩き室堂に着く。
大荒れのため本日1本のみの立山行きバスが出発しようとしてる所であった。立山からのバスは完全運休である。
最後尾のバスにぎりぎり間に合って乗車。

除雪車を先頭に、護送船団方式でバスは雪道を高度を落とし下界へ。
不安定な天気であったが、シーズン始めから雪に恵まれ楽しいイグルー生活であった。
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