※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
紀伊半島 台高・堂倉谷沢登り(増水撤退)
2006年8月26日

dsc04201.jpg 豊かなトウヒの森

楽しく泳ぐ沢といえば堂倉谷。真夏の避暑を兼ねて突入したが、晴れ予報が大きくずれ深夜から大雨洪水警報の出る大荒れの天気に。増水で深夜に草むらに避難撤退となった。(レポート・写真:橋本)※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。1日目: 晴れのち時々雨
大台ケ原駐車場 7:45 - 8:20 日出岳 8:35 - 堂倉谷出合 10:20 - 13:15 奥七ツ釜 13:30 - 林道 14:55 - 16:10 シネコシ谷手前BC

2日目: 大雨のため増水エスケープ
BC 7:10 - 日出岳 10:10 - 大台ケ原駐車場 10:50
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真夏なのに大台ケ原駐車場はかなり涼しい。長い行程ではないのでゆっくり出発。整備された遊歩道で日出岳へ。豊かなトウヒの森の中を、大杉谷登山歩道で一気に高度を下げる。堂倉避難小屋で休憩し堂倉谷出合の吊橋に着く。堂倉滝18mは堂々とした滝だ。数年前の大雨のため、栗谷小屋から下は通行止めであるが失礼させていただいた。一部傾いた堂倉滝吊橋を渡り、次の堂倉吊橋の右手石垣の上にあるしっかりした道で高巻きに入る。急坂を登りきると作業用のモノレールが出現。コレに沿って少し歩きFIXロープの張ってあるルンゼを下り入渓。
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dsc04242.jpg 吸い込まれそうな堂倉滝落口

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堂倉滝落口のすぐ上に出るのだ。ゴルジュの谷は広く綺麗でうっとりしてしまう。ここから完全装備に。上流は連瀑だ。本流をガツガツ登る。
一番上の斜瀑30mは右岸から高巻く。
高巻きの後、振り返ると深い綺麗な渓谷が続く。
次々出てくる小滝や淵を泳いで滝芯をシャワークライムと水と戯れながら、どんどん進んでく。
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dsc04292.jpg 中七ッ釜の斜瀑6m

 

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巨岩帯はアスレチックのように通過

 

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斜瀑10mは、通常だと左岸から行くらしいが、楽しそうなので泳いで右岸から登る。 dsc04305.jpg
 
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dsc04330.jpgミニゴルジュは、先行パーティーが左岸から高巻きしているが、水線沿いに右岸を通過し、正面の岩を登って本流にダイブして通過。

 
綺麗な水だ。魚が写るかもと思ったのだが、、、。右手にアザミ谷を見て暫らく行くと川幅が一気に狭くなり、2段8mの滝が現れる。直登は無理そうなので左岸を巻いていくと奥七ツ釜が出現。綺麗な自然の景観だ。釜でしっかり遊んでから出発。 dsc04340.jpg
 

dsc04343.jpg2段8mの滝

 

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斜瀑15mは少し泳いで左岸を登る

 
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斜瀑5mは遊びで右側を攻めるも難しく左側で登る

 
すると谷の前に堰堤が立ちはだかる。
右岸の支流を使ってパス。堰堤上の渓相は今までの豪快さはなくなり、
ガラッとおとなしいものになる。
暫らくすると正面に林道が見えてくるので登って道に出る。
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先行パーティーがビバーグ準備をしているので挨拶を交わす。目の前にある「堂倉の若水」の中にはビールが一杯だ。堂倉谷にかかる橋を少し上がった所から再入渓。
時間に余裕があるので釣りをしながら上がるが成果はでず。釣りの間に抜かれたパーティーが既に幕営適地にキャンプをしていたので、更に上流に上がりシネコシ谷手前の河原でフライングシェードを張ってビバーグとする。たまに降っていた雨は一旦は止むがずっと空がピカピカ光っている。雷だ。出てくる時の予報では晴れだったのだが大丈夫だろうか。晩飯の準備をしながら、なんとか火を熾せそうな流木を拾いメタで火をつける。
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深夜になって雨が本降りとなり、数秒おきに空が明るくなる。あまりにも激しいので深夜1時過ぎに沢をチェックすると濁流になり水位も上がってた。いつでも移動できるよう準備して焚き火にあたる。3時半頃更に水位が上がり焚き火まで浸水。即座に撤収。少し上の熊笹の斜面に簡易的にタープを張り雨をしのぎ夜明けを待つ。ラジオで天気を確認すると、三重の一部に大雨洪水警報が出ているではないか。やはり日本で一番降雨量の多い場所。侮れない。明るくなると水は随分引いてきた。カヤックの時を思えば楽勝だが、歩くには大変だ。明るくなってから林道で撤退。予定の石楠花谷は詰めれなかったが、日本一降雨量の多い大台ケ原を実感できた山行となった。 dsc04444.jpg
 

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空が白みだした頃には増水も引きかけ

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朝には随分引いた