※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
台高・黒瀬谷遡行
2016年6月22日

dsc00675_big



今シーズンの沢はじめで、台高・黒瀬谷をチョイス。
なかなかの歯ごたえのあるゴルジュを日帰りで楽しめる沢と聞いていたが、内容は予想以上。目を見張るような渓相の美しさなどはないが、小さな谷にもかかわらず、登り応えは大峰・台高エリアでも屈指のゴルジュであった。
■コース日程:
白川大橋(7:40)-入渓点(8:15)-ゴルジュのスタート15m滝(8:30)-第一のゴルジュ終了点(15:40)-15mハング滝(16:15)-仕事道(16:40)-白川大橋(17:10)
■レポート:相川 写真:相川、八幡



白川集落から、ダム沿いについた地形図には記載されていない仕事道をたどる。黒瀬谷出合いにかかるつり橋を渡り、右岸についた悪い踏み跡をたどって入渓。
出だしは優しい渓相だが、15分も歩くと右手にゴルジュ入口の15m滝が見えてくる。
不意に左のルンゼから大音響とともに大きな落石!と思ったら落イノシシであった。そのまま、何事もなかったように走り去って行った。20mは落ちているはずなのだけど・・・。
今回は、極力巻かずに直登狙いで行こう。
残置ボルトが見えたので、メインの水流右にある、濡れた凹角からAAで登る。岩がボロくてハーケンを打つと岩が崩壊していくため、慎重なテスティングが必要だった。最後、傾斜が緩んだところでフリーで乗り越して、テラスまで。
残置に誘われずにもっと右から登ったほうが良かったかも。
2ピッチ目は、左上する溝をたどる。最後ワンポイントがちょっと悪かった。
小さな淵と滝を越えると、右から段瀑、左からルンゼ、正面に太い流木の刺さった5m滝が現れる。地図上の最初の三俣地点だろう。
本流は正面の流木の滝だ。快適にフリーで越える。
すぐに6m斜瀑。ホールドがヌメるうえにスローパー気味で念のためロープを出してフリーで越える。
その先はトユ状の滝。その先に、25mくらいの大きな滝が見える。はたして、行けるのか?
トユ状滝は結構立っていて、プロテクションも取れないが、落ちてもウォータースライダーだ!と覚悟を決めて登る。
下から見えなかったが、すぐ上にある3mCS滝がなかなかの悪相。
スカイフックで離陸し、ハーケン、カム一発づつで抜ける。
さて、下からも見えていた25m滝。
周囲を壁に囲まれ、これは悪そうだ。行けそうなルートとしては、下部のスラブを突破すれば、水線際は意外とイケるかもしれない。
と、予測を立てて、右手のスラブから取りつく。
ショルダーで甘いスタンスに乗り、一段上がれば何とかなるかなと上がってみたら、その先もヌメヌメのスラブが広がるばかり。どうにもならないので、ボルト一本埋めて振り子気味に左のテラスにトラバース。テラスから水線直登も可能性を探ったが、これも非常に厳しそう。結局右のボロボロヌメヌメのジェードルをフリーで登ったが、ここが一番悪かった。
先をみると、ゴルジュはまだまだ続いている。
その上の3mCS滝も左右どちらも登れるが、どちらもなかなか登り応え。
小滝を3つほど超えると、大釜を持った8m滝。その上は、ゴルジュが終わっている雰囲気だ。小さな谷なので、そろそろ終わりかな。
滝の左端を微妙なフリーで越える。
その上は、予想通りゴルジュが開け、河原になっていた。でも、すぐにまたゴルジュが始まっているではないか。
2つ目のゴルジュに突入。3m滝を越えると、その先の15mはハング気味。水線突破にこだわってきたが、こいつはとても登れそうにない。時間も時間なので、今日はここまでにしよう。左岸の緩いルンゼを南側の尾根に向かって登る。途中15m滝の先を眺めてみると、まだゴルジュは続いているようだが、標高500m二股はあとわずかで、もう少し早出をすれば、ゴルジュをすべて抜けられたかもしれない。
稜線まで登るつもりだったが、間もなく水平の仕事道に出た。
仕事道をたどると、30分ほどであっけなくスタート地点についてしまった。なんと短い区間で遊んでいたのだろう!
今回のトポ(クリックで拡大します) topo_mini




■■■ 使用したウエア&ギア ■■■


トップ
アクティブスキンロングスリーブ
フラッドラッシュジップネック
エバーブレスバリオジャケット

ボトム
アクティブスキンタイツ
フラッドラッシュタイツ
ストームゴージュハーフパンツ