※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
GW ポルトガル人の道 Porto→Tui 徒歩130キロ
2016年4月30日

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■コース日程: 2016年4月30日~5月4日(5日間)
■コース概要: ポルトガル人の道 ホルト(ポルトガル)→トゥイ(スペイン)まで約130キロ

全長600キロを超える「ポルトガルの道」。今回の行程は、ポルトからポルトガルとスペイン国境の街ヴァレンサ―トゥイまで。公式の距離では約130キロ。ただし、道迷いを含んだ私のiPhoneの計測では5日間で160キロをひたすら歩いてきました。「600キロ。全行程を歩きたいなぁ」と思ったけれど、それは、またいつかにとっておこう。

4月28日(木)夜23時の飛行機でドバイ経由でリスボンへ。29日(金)午後13時に到着。そこから、地下鉄、長距離電車を乗り継ぎ、ポルトのホステルに着いたのは、日本を出てから27時間後の29日(金)夕方18時を回った頃だった。けれど、ポルトガルの夜は遅く、日が落ちるのは21時前。まだ日が高いうちに到着できてラッキーだった。翌日から始まる巡礼の道歩きの行程チェックもそこそこに早めに寝ることにした。

■レポート&写真: 甲斐



■4月30日 <1st day> ポルト→ヴィラォン 26キロ
朝6時、目覚ましの音が鳴る前に、ぱちっと起床。自分でも今日から始まる歩きの旅に興奮しているのが分かる。相部屋の3人の女子がスヤスヤ眠っている中、6時50分ドキドキしながら出発した。外はまだ日が昇ったばかり。薄暗いけれど、今日は快晴になりそうだ!
ホステルを出て向かった先は、徒歩5分のセー教会。早朝のため扉も閉まっていたが「安全に歩けますように!」と願ってから出発!元気よく歩き出したが、詳しいポルトの地図もなく、ただ北に向かって歩いていった。
やはり、、、歩きはじめて1時間で、道に迷う。
だが、ちょうど車の外にいたタクシー運転手さんを発見!道を尋ねると、タクシーからポルトの地図を取り出して道を教えてくれた。その、地図を持って行きなさいという言葉!ポルトガルの人の優しさに感動!
結局、ポルトの街を出るまでタクシー運転手さんからもらったポルトの地図は手放せなかった。
そうして、ようやく巡礼の道の方向を示す「黄色い矢印」を発見できたのは、ポルトの街外れ。本来なら1時間でさくっと通り抜けられたはずのポルトを、結局2時間半もかかってしまった。
街と呼べそうなエリアはそう長くは続かず、お昼ごろには景色はすっかり田園風景に。
日本と同じく、春の陽気ただようポルトガルの田舎道はとても気持ちよく、思わず、景色に感動して立ち止まり、なかなか歩みを早められない。
歩きはじめて5時間後、20キロ地点にあるモステイロの街に到着し、小さなレストランに入る。昼時だったためかお店のご主人夫婦も加わり3人でお昼ご飯を食べた。お代わりとデザート・コーヒー付で、激安の7ユーロ。
昼をゆっくり食べ過ぎて、気づけば14時。今日の目的地のヴィラォンまで残り8キロ。2時間あればなんとかなるか!と歩き、気づけばアスファルトの道よりも、砂利道や石畳の道を、ほとんど人に出会うこともなく、のんびりと歩いて行った。 16時、天気が良すぎて、さすがに歩くのに疲れてきたころ、教会の鐘が大音量でカランコロンと聞こえてきた。お!ここがきっと本日の目的地ヴィラォン! そう思い、教会の裏手に回ると、「Alverge(=巡礼宿)」の文字。今日はここに泊まろう!と即決。
巡礼の道沿いは、巡礼者のための宿が用意されている。それは、教会が運営していたり、役所や消防車が運営していたりと、数は少ないが格安で泊まることができる。この日、私が泊まった宿泊施設は教会が運営しており、1泊 5ユーロ(日本円で650円くらい)だった。毛布と、持ってきたポリゴンネストでぐっすり休んだ。 ■5月1日 <2nd day> ヴィラォン→バルセーロ 30キロ
翌朝、6時に起床。用意を整え、7時に出発。今日は、道迷いを避けるため、標識と地図も確認しながら、歩いて行こう!と心に決め、2日目をスタートした。
それにしても、2日目も気持ちのいい天気。青い空と田園の中をてくてくと歩みを進める。午前中は涼しい上に、日差しも強くなく、ポルトガルの景色の中をのんびりと歩いていることがただただ楽しい。いつもなら、2時間10キロペースだが、よそ見と寄り道が多いせいか、3時間で約12キロペース。 途中、家々の門に黄色い花が飾ってあるのに気がつき、ちょうど外に出ていた家族の方に、なぜ花を飾ってあるのか聞いたところ、「5月1日だから。花もマイオ(=5月)という名前なんだよ」と教えてくれた。キリスト教のお祭りでもあるらしい。素敵な風習だ。
朝ごはんは10時。このお店でポルトガルのコーヒーの種類を教えてもらう。意外にも沢山あり、しかも名前によって、量が違う。沢山飲みたいことを伝えると、「ガラォン」というコーヒーがいいとを教えてもらい、結局この旅が終わるまで、「ガラォン」ばかり飲んだ。 素晴らしいお天気の中、自転車乗り達がたびたび現れ、ザックをしょって歩いている私の横を「Bom Caminho!」(=「良い旅を!」)と言って通り過ぎていく。ちなみに、歩きの巡礼者はまだ一人も見かけておらず、ただひたすら広ーい景色の中一人で歩くのが続いた。
田園風景から、山道へ。人の気配はなく、静か。鳥のさえずりだけがずっと心地よく聞こえる。 山道を抜けても、こんな素敵な風景。歩いているだけで、気持ちがいい。この日はお昼ご飯は無しのまま..
15時、目的地までもう少し!
16時、昨日良く眠れたせいか、今日は疲れもなく、そして予想以上に順調に、2日目の目的地バルセーロへ到着!早速、今日もアルベルゲへ!と思い黄色い矢印を辿るも、、、、橋を越えた町の中心部では盛大なお祭りを開催中。そういえば、今朝5月1日はお祭りだとおじいさんが言っていたっけ。 この人ごみのなか、黄色の矢印を見失う。1時間人にも尋ね、さまようものの、とうとうアルベルゲを見つけられず、仕方なしに一際目立つホテルにチェックインした。本日45ユーロ(高い!) しかし、バスタブ付のお風呂、ふかふかのベット、なにより祭りに近く、早速お祭りにも出かけて「5月1日」を満喫した。
■5月2日 <3rd day>バルセーロ→ポンチヂリマ 33.6キロ
お祭りは明け方まで音楽の音が聞こえていたが、朝7時には人けもなく、早朝の遊園地といった感じ。本日も晴天なり!
人もいないので、迷うことなくバルセーロを離れた。3日目の目的地は、今回で一番遠い34キロ先にあるポンテ・デ・リマ。ガイドによると、美しい道が続くと書かれており、期待が膨らむ。
この日も美しい景色の中、ひたすら歩く。山道あり、石畳あり。1000年以上も前から多くの巡礼者たちやその時代に生きた人々が通ったであろう道を辿っているのだと思うと感慨深い。巡礼の道3日目にもなり、初日、2日目とは違い、歩くことに集中できるようになった。
道中、マウンテンバイクで、サンチャゴ・デ・コンポステーラを目指す、スイスからのご夫婦と出会う。自転車旅のカッコよさに、つい写真を撮らせてもらう。2週間の休みを取ってきているらしかった。 3日目となると、なぜか他の巡礼者たちと良く出会うようになった。スイス、オーストラリア、アメリカ・・・。色んな国から、年齢層もバラバラ、夫婦で歩いてたり、友人二人組、ソロ、中には犬もつれてイギリスから歩きに来ていた人もいてびっくりした。
景色は、畑から徐々にブドウ畑に移っていく。ちょうど畑仕事をしている女性を発見し、このブドウの木は全部白ワインになるのよと教えてもらう。さすがポルトガル!帰る前に絶対にワインを飲もう!と決める。 この日も途中、小さなパン屋に立ち寄り、アイスクリームを買い、暑さをしのぎながら、二度ほど方向を誤り、遠回りをして、3日目の目的地ポンチジリマへ到着した。ガイドでは全長33キロだったが、iphoneの計測では39.7キロ!
■5月3日 <4th day> ポンチジリマ→フビアォン 18.1キロ
4日目もかなりの晴天。日に焼けて、手首は時計焼け、両方の手の甲はストック焼けがくっきり。距離は短いが、今日は山越えだ!(といっても、標高が低いけれど)
標高405メートル。甘く見ていたが、歩いてみれば、道も悪いし、傾斜もあり、大量の汗。途中、この小川でナノタオルを濡らし、汗を拭き、さっぱりできたことで、かなり元気を取り戻した。
今日は距離が短いためか、ガイドの地図の距離感が昨日と異なり、なんだかよく分からない。 森の中をずんずん歩いていく。どうやら、頂上を過ぎたらしい。先ほどであった自転車の夫婦がきて、「大変だったね!」と言って過ぎていった。自転車は、この山は超えるのはそれは大変だったに違いない。
この日は、予想以上に早く終わった。12時には、目的地フビアォンに到着していたようだが、…気がつかず、次の町まで進んだところで、気がつき。引き返す。 結局アルベルゲについたのは14時だった。洗濯をして、近隣のレストランでお腹を満たし、19時には就寝。
■5月4日 <5th day> フビアォン→ヴァレンサ 19.3キロ
とうとう最終日の朝。今日も晴天。5日目の朝も7時に出発する。
森の中や、田園の中を進む。スペインに近づくにつれ、いろんな形の矢印が現れるようになった。終点は近いのだ。
この日も20キロも満たない距離のため、昼前には最終日の宿泊地ヴァレンサについてしまった。想像以上に観光地の雰囲気が漂っている。なんだか、もっと歩きつづきたい・・・けれど、そうもいかない。 ヴァレンサにはついてしまったが、ここはスペインとの国境。スペイン側にも行ってみることにして、ホテルにザックを置き、軽くなってスペインを目指した。
この橋の対岸がスペインのトゥイの街。橋の中ほどに、ポルトガルとスペインの国境ラインがある。 橋のたもとで、ブラジル人巡礼者2人に出会う。話すうちに一緒にトゥイの街まで行くことにし、片道4キロ。1時間程度で到着。
終わって見ればあっという間だ。5日間不思議なほどの晴天で、まさに最高だったとしか言えない「ポルトガルの道」を歩くことができた。出会う人たちも優しく、食べ物もおいしい。もちろん景色も美しく・・・心も身体もお日様に照らされて、充実した5日間だった。




■■■ 使用したウエア&ギア ■■■


スキンメッシュT
スキンメッシュブラ
パワーメッシュブラタンクトップ
スキンメッシュショーツ


シルクスピンコンフォロングT
ドラウトポリゴン3
ニュウモラップフーディ
エバーブレスフォトン

ポリゴンネスト4×3ショート