※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
黒部源流周回バックカントリースキー
2015年5月2日

5月2日〜6日で、黒部源流周辺のバックカントリースキーへ。
当初は薬師岳から金作谷を滑り、黒部川をわたって薬師見平に泊り、赤牛岳辺りまで足を伸ばそうと考えたが、どうやら雪不足で黒部川を渡れなそうと判明。
代わりに、飛越新道経由、北ノ俣岳から雲ノ平、祖父岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳を廻る大周回コースを設定してみた。
雪不足や、悪天で少ししか行動できない日もあり、水晶、鷲羽はカットになってしまったが、GWとは思えないほどの静かな山にどっぷりとつかって充実の5日間だった。
(レポート:相川 写真:相川、石原)
5月2日
除雪はトンネル2.5kmほど手前で終了。林道はおおむねシールで歩行可能であった。
飛越新道をたどり、北ノ俣の登りへ。話には聞いていたが稜線付近は本当に雪が少ない。稜線まで、雪がつながっていないように見える。
このエリアに来るのは今回で6回目だが、5月下旬や6月頭くらいに来た時も含めて北ノ俣の登りで雪がつながっていなかったことはなかった。なんとかなるのではないかと、雪をつないで行ったところ…。
最後はハイ松のヤブ漕ぎでヘロヘロに。
北ノ俣から、東面に滑り込む。初日の泊地は赤木平。一度泊まってみたかった場所。
5月3日
朝イチで薬師沢出会いに向けて滑りこむ。素晴らしい大斜面だが、縦溝が激しい。
薬師沢出合いのつり橋を渡って黒部川を越え、雪壁を登り、雲ノ平を目指す。つり橋が傾いていて冷や汗の通過。
誰もいない雲ノ平を行く。
雲の平を縦断して、祖父岳を目指す。祖父岳の北面カールを岩苔小谷に向かって滑り、小尾根上2270m付近で泊。
この斜面は、スキー向きの斜面がそろったこのあたりの山々の中でも、1,2を争うおススメだ。
5月4日
2日目の夜から雨が降り出した。3日目の朝は小雨が降り、視界も100mほどしかない。昼までは持つと思っていたのだが。水晶岳が鷲羽岳に行ければと考えていたが、この状態では無理だろう。
岩苔乗越を越えて黒部源流に滑り込む。
ただっ広い源流エリアなので、慎重にルートファインディングをしながら、三俣小屋に通じる沢を探り当てる。
三俣小屋の冬季小屋に逃げ込んだタイミングで大雨に。
三俣小屋の冬季小屋は3人でギリギリ!
5月5日
天候回復。昨日カットした鷲羽岳→鷲羽池→鷲羽岳南西の沢状地形→三俣小屋というラインを見てみたが、全く雪がない。行かなくて良かった。
槍・穂をバックに三俣蓮華岳を登る。
三俣蓮華の北面側は、一度滑ってみたかったいい斜面だが、時間が早くちょっとカリカリすぎ。山頂ドロップはあきらめて、少し西へ下った肩からドロップ。
北面からいったん尾根にトラバースして復帰。西面の大斜面を黒部五郎小屋に向かって。
黒部五郎はどこから登るか迷ったが、南側の稜線沿いを選択。ただし、稜線上は雪がないのでずっと斜面をトラバースして進んだが、滑落したら谷底に一直線のなかなか緊張感のある登り。
黒部五郎岳北面を滑る。大斜面を独占。
薬師岳をバックに。
この日は黒部五郎岳の北のコルに泊。水もとれるよい幕営地だった。月明かりを使って撮影。
5月6日
この日も快晴だ。
北ノ俣岳にひと登り。最後の大斜面北ノ俣西面を滑る。登りで懲りたので、山頂直下はおとなしく夏道を下りた。
最後は飛越新道をガマンの滑りで下山。5日間の間に雪は大きく減っており、林道にはほぼ雪はなかった。