※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
北アルプス後立山連峰 五竜岳-鹿島槍ヶ岳-爺ヶ岳縦走
2014年7月19日

海の日の3連休、五竜岳から八峰キレットを経て爺ヶ岳まで後立山連峰を縦走してきた。
白馬五竜のゴンドラ・リフトを乗り継いでいっきに高度を稼いで、いざスタート。
(記事:佐藤、写真:佐藤、高木、天玉)
梅雨明けしていないため天候は不安定。雨は降ったり止んだり。本当は八方尾根を登る予定だったが風雨の影響を加味し、吹きさらしの唐松-五竜間の稜線歩きを避けるべく遠見尾根を選んだ。
■2014.07.20■
五竜山荘のテン場に到着するも引き続き天候は不安定だった。夜半から雨が降り始め、周囲の山域からの雷鳴も耳に入ってくる。当初の予定では二日目は五竜岳で御来光を迎え、鹿島槍を目指す予定だったが、雨が止まずテントで待機し様子を伺うこととなる。
幸いにも4時過ぎには雨が上がり、徐々に展望も開け始め天気は回復傾向だ。予定通り鹿島槍を目指すべくテン場を後にし最初のピーク、五竜岳到着。
五竜手前から鹿島槍の区間は岩稜歩きが多くなり、本日の中間地点キレット小屋からは八峰キレットが待ち構えている。更にそこに至るまでの岩場も前夜の雨でぬめっていたり、もろかったり、ザレもいやらしい。しかも今回は2泊テント装備での行動なので要注意。
G5周辺。高度感のある岩稜帯が続く。
ルート上にはマーキングがあるので、しっかり確認して進む。
ふっと岩壁を曲がると目の前にキレット小屋が。よくこんなわずかなコルに小屋を建てたものだ。小屋の名前の通り、目の前キレット。ここで本日の昼食タイム。
八峰キレットを歩く。小屋を出発してイッキに登り上げる。その後、鎖・ハシゴのアップダウンと切れ落ちた岩壁に設けられたわずかな足場をヘツリながらトラバースして進むキレットの核心部が続く。
辺りは異様な世界。ガスがたち込め、展望が良くないからこそ味わえる独特の雰囲気。
鹿島槍南峰を目前にまずは北峰をさらりと登り切り、やや達成感を覚えていたところに頂上直前の急登。
いよいよ鹿島槍ヶ岳南峰に到着だ。ガスに囲まれたり、展望がひらけたり、わずかな時間で次々と様変わりする表情を見せてくれる今回の山行には大満足。
冷池山荘のテン場に到着。ふぅ、今日の行動時間は長かった。キレット含めて9時間歩いたので充実感タップリだ。今日はここから爺ヶ岳が見えたり隠れたり。
■2014.07.21■
今回はいいリズムで天気が見方をしてくれている。なお前夜も冷池テン場では夕方に遠方で雷鳴、夜には雨が降り、天候がまだまだ不安定なことを伺わせる。それでも最後のピーク、爺ヶ岳を目指す最終日の早朝には雨はスッカリ上がってくれたので予定通りに出発。
御来光は爺ヶ岳にて。雲海に加え穂高連峰、立山連峰まで見渡せる最高の展望だ。そんな中、今回歩いてきた鹿島槍の双耳峰が目を引く。
爺ヶ岳を後に種池山荘へと進む。・・・と視線の先には剱岳がクッキリ。朝日を浴び、好展望の中、最高のロケーションで山荘まで歩く。この後、山荘ベンチにて早めのブランチ。
楽しいひと時も、残すは下山のみとなる。山荘からは柏原新道にて扇沢まで下る。大きな石畳の道や、雪渓のトラバースも何ヶ所かあるが登山道は、よく整備されており歩きやすいルート。
扇沢到着。充実した山行となった。特に核心の鹿島槍ヶ岳は登るもよし、周辺の別のピークから見るも良し。そんなナイスな双耳峰縦走の旅となった。