※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
2013-14年末年始北海道BC遠征(後方羊蹄山、チセヌプリ、積丹岳)
2013年12月30日

毎年大晦日に、ニセコの五色温泉で大学ワンゲルのOB会がある。さすがに北海道は遠いので、数年に1回のペースでしか参加できてないが、参加の時はその前後でBCスキー等を楽しんでから帰ることにしている。今回は、日数にあまり余裕が無かったので、OB会前はニセコに近い後方羊蹄山、OB会後は小樽からの帰りのフェリーを考慮し積丹岳で滑ることにした。
(レポート・写真・動画:小谷部)
<年末 12/30-31後方羊蹄山BCスキー>
北海道在住のワンゲル同期のパートナーと、道の駅真狩で合流。下山予定の墓地の沢入口に車を1台デポし、羊蹄山自然公園の駐車場に車を止め真狩ルートを登る。雪が深く結構なラッセルを強いられるはずだったが、先行パーティーのトレースがあり、ありがたく使わせてもらう。
最初は曇り空で風もなく、歩くと暑いくらいだったが、次第に風が強くなり視界も悪くなってくる。
標高1000m付近の押し出し東側の尾根に出ると、トレースはそのまま墓地の沢方面へ上に延びていたが、我々は避難小屋へ行くため、押し出しを横断し西側の尾根に移るべくトレースと別れた。
押し出しからの猛ラッセルで西側の尾根に上がり避難小屋へ向かって尾根を登って行くと、次第に雪面がクラストしてくる。しかし、場所を選べば吹き溜まりなどでシールが利くので、スキーを外さずそのまま登り続ける。標高1650m辺りになるとホワイトアウトで何も見えなくなり、避難小屋を探すのが面倒だと思っていたが、手慣れたパートナーのナビであっさり避難小屋に到着。
翌日、小屋の外は昨日とあまり変わらず、吹雪で真っ白。山頂をあきらめ早々に下山することにする。
真っ白で何も見えないためコンパス直進で滑り出すと、直後のギャップにスキーが刺さりパートナーの板が折れてしまった。12年前に購入した板で、普通の人より過酷に使っていただろうから仕方がないとあきらめていたが、小屋から麓まで滑れないのは結構きつい。

P1684の尾根までトラバースし、ここから押し出しまで下るが、しばらくクラスト斜面なのでスキーを担いで降りる。標高1400m辺りから雪の状態が良くなってきたのでスキーをつけて滑る。
押し出しからは東側の尾根を登り返し神社の沢へ滑る予定だったが、スキーが折れて滑れないため、そのまま尾根を下ることにする。

今まで滑ったことの無い尾根だったが、意外といい斜面が続いていた。折れた板を担ぐパートナーを尻目に快適なパウダーの滑りを楽しむ。
見晴台の西側を滑り、ゆるい斜面をトラバースして登山道西側の尾根上がる。そのまま尾根を進み林が途切れると駐車場が見えた。すぐ下に登りのトレースも見えたのでトレースに向かって滑ろうとすると、足首が思いのほかグラつく。おかしいのでブーツを見ると滑降モードの固定金具が見事に両足とも折れていた。私のブーツも9年目なので経年劣化で折れても不思議ではない。なお、下山後ホームセンターで適当なサイズのボルト・ナットを調達し、OB会後の山行に備える。

<年始 1/1チセヌプリBCスキー>
OB会翌日、積丹へ移動する前に現役部員とチセヌプリに向かったが、あいにくの吹雪。今シーズンから閉鎖となったチセヌプリスキー場の駐車場で準備をしていると、雷までなる始末。山頂は諦めリフトトップまでと決め出発。歩き始めると天候は徐々に収まり山頂も行けそうだったが、我慢して予定通りゲレンデ脇の林間を滑った。
<年始 1/1-1/2積丹岳BCスキー>
一滑り後現役部員達と別れ、再び同期のパートナーと二人で積丹を目指すが、再び天候が悪化。峠を越え日本海側へ出ると徐々に収まり、積丹に入ると穏やかな天気となった。登山口手前の除雪終了地点に車を止め、今晩の宿となる積丹岳休憩所まで林道をラッセルで進む。途中からヘッドライトとなったが、小一時間で休憩所の小屋に到着。
翌朝、曇りだが意外と穏やかな天気。日の出少し前に小屋を出る。地形図から予想はしていたが、のっぺりとした特徴の無い地形の樹林帯で標識も乏しいため、ルートが分かりにくい。ポイントごとに枝にテープを巻き、途中からはデポ旗を打ちながら登って行く。
そして標高900m付近、主稜線までもう少しというところで、急激に天候が悪化し強烈な吹雪となる。今後天候回復の見通しもないし、私自身どうやら風邪でも引いたのか体調がよくないこともあり、山頂をあきらめ下山することにした。
登ってきたトレースは早くも消えかかっていたが、デポ旗やテープを頼りに滑る。全体的に緩斜面だが、滑ると早いものであっという間に休憩所の小屋に到着。
予定ではもう1泊するつもりだったが、この調子で雪が降り続き、車が雪に閉じ込められ翌日のフェリーに間に合わなくなるのは困るので、今日中に下山することにした。