※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
加越・笈ヶ岳 雪洞泊スノーシュー登山
2014年4月5日

知る人ぞ知る名山「笈ヶ岳(おいづるがたけ)」。厳冬期は深い雪で閉ざされ、無雪期は一般登山道がなくヤブに阻まれるため、残雪期の短い期間のみ登れる山です。
今回、先輩社員に「雪洞泊がしたい!」とリクエストしてみたところ、この山に登れる貴重なチャンスをゲット!
■山行日:2014年4月5日、6日(レポート:岩井、写真:相川、佐藤)
ルートは、「白山一里野温泉-山毛欅尾山-冬瓜山-シリタカ山-笈ヶ岳-ジライ谷左岸尾根-白山スーパー林道」の予定。
通常、笈ヶ岳だけのピークハントならジライ谷左岸尾根からのピストンが一般的ですが、今回は「雪洞泊」がメインのためあえて遠回りします。残雪の快適な尾根歩きが楽しみだー!
歩き始めは白山一里野温泉に隣接する中宮発電所の導水管階段の激登り。
顔色ひとつ変えずにすごいスピードで登る先輩Aに、新人2人は初っ端から汗だくになりながら必死…。。
下山後、ここが一番の核心部だったとヘタレ新人2人の間では意見が一致。
導水管を登り終えて軽いヤブを漕ぎ後、山毛欅尾山から伸びる尾根をピークを目指して黙々と登ります。快適な残雪の歩行を期待していましたが、前日の季節外れの降雪で、予想外に深いラッセル!
ようやくたどりついた山毛欅尾山(ぶなおやま)の開けた山頂で休憩。前日までの天気予報を裏切って、嬉しい快晴に恵まれました!
ここからはしばらく、周囲の山々を眺めながら快適な尾根歩き。中でも白山が際立って美しい白山に、しばらく足を止めて写真撮影。雪に覆われた山はどこもきれいですが、白山の神々しさは格別。昔の山が神様の住む山と考えた気持ちもわかります。
尾根歩き、楽しい…けれど、深い雪が進むスピードを落としてどんどん体力を奪っていく…。
予定より時間がかかったため冬瓜山のピークはパス、この日は冬瓜平で泊まることにしました。
良い場所を見つけ、早速今夜のお宿を製作中。3mのゾンデ棒がまったく地面に達しず、積雪は十分。2方向から穴を掘り、中でつなげてひたすら広くしていくのが効率的だそう。スノーソーで雪を切り出してかき出す作業は大変だけど黙々とやってしまいます。
完成!
入ってびっくり、聞いてはいたけれど、予想以上にあったかい…!そしてテントより格段に広くて快適です。
これまで何度も雪洞に泊まってきた先輩社員Aの雪洞史上でも、かなりハイレベルな出来とのこと♪
今夜のごはんは粕汁雑炊です。疲れた体に染みわたる。
ごはんの後はちょっとのお酒とおつまみで山話。この時間も山での大好きな時間のひとつ。
ちなみに、この日私はポリゴンネスト12×8で就寝。シュラフカバーなしでしたがが、雪洞の天井からたれてくる水滴も気にせず朝までぐっすり…ZZZZ
次の日は今回のもうひとつの目的、笈ヶ岳のピークを目指します。余計な荷物は雪洞に置いて、いざ出発!
この日もひたすらラッセルが続きます。
シリタカ山のピークもパスし、笈ヶ岳の南に延びる稜線へ。この日の予報は午後から崩れる予定でしたが、予想以上に早く天気が悪化し、10時前の時点で空と稜線の境目がはっきりしないほど、真っ白な世界に…。
コンパスと地図を駆使し、なんとかピークに到着!!
感慨にふける間もなく、記念撮影だけして早々に下山開始。
雪洞に戻ってエネルギー補給&荷物をピックアップ後、ジライ谷左岸尾根より下山します。
湿雪の中、細尾根のヤブ漕ぎに落ち葉に軽く積もった新雪に足を滑らせながらスリルたっぷり。ひやひやする箇所もたくさんありましたが、全員けがなどすることなく一安心。
そして最後の渡渉も期待外れ!?に全員落ちず危険個所は無事終了。
最後は1時間ほどの林道歩きを経て、山行終了です。
2日目の行動時間は約12時間、個人的にはここのところテレマークスキーの練習ばかりだったので、久しぶりにがっつり歩けた雪山。充実した山行になりました♪