※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
2013年K2遠征その②_キャラバン(アスコーレ~パイユ)
2013年6月15日

前の記事:K2遠征その①(出国からアスコーレまで)

6/15 時折雨がぱらつく曇り空の中アスコーレを出発。K2BCまでは約78キロの長い行程を一週間ほどかけて歩く。ジョラ、パイユ、ウルドカス、ゴレⅡ、コンコルディアと指定キャンプ地で泊まりながら、約78キロの長いトレッキングが始まる。
(レポート:小谷部、写真:栃木K2登山隊2013)
アスコーレの町を抜け、ブラルドゥ川沿いの右岸の台地をゆっくり2時間ほど歩くと、ビアフォー氷河からの支流との合流点に出る。支流を少し登ると吊り橋があるのでこれを渡る。
吊り橋を渡り、さらに2時間で最初のキャンプ地コラホーンに到着。すると雪解け水による増水でキャンプサイトが水浸しなっていた。靴を濡らさないため裸足で渡るが、ビアホー氷河の雪解け水で氷のように冷たく足が刺すように痛い。なお、ここはアスコーレからの距離が短いため、我々も含めほとんどの隊は休憩のみで次のキャンプ地を目指す。
コラホーンからさらに1時間ほど歩くと、大きな支流が右から入り行く手を阻む。支流の右岸も壁となっているので、昔はこの支流をポーター共々スクラムを組んで渡ったこともあったらしい。今は、右岸の壁にきれいな道が作られており、上流にある吊り橋から容易に対岸に渡ることができる。
吊り橋を渡り、20分程歩くと本日のキャンプ地ジョラに到着。
4年前、ジョラにはソーラーパネルと夜間照明灯があったが、今回は壊れた残骸が残るのみで明かりは無かった。トイレもそれなりに掃除しているようで汚くはなかったが、4年前より壊れているところが多く見られた。キャンプ地の使用料は取っているはずなのだが何に使われているのだろう。

<本日のレイヤリング>
トップス:L1スキンメッシュ+L2ドラウトエア+L4ヴェロキラップ
ボトムス:L2メリノスピンライト+L4カミノパンツ
ソックス:L2ラミースピンソックス
その他:フラッドラッシュEXPグローブ、ロゴキャップ
6/16 昨日同様、時折雨のぱらつく曇り空の中出発。標高は3,300mを越え、気温は10~15℃と肌寒い。支流左岸の荒涼とした台地を歩き、ビアフォ川右岸沿いに次のキャンプ地を目指す。
台地を歩いていると、時折この様な深い谷が行く手を阻む。
事前に台地からビアフォ川沿いへ下りて水際を歩く
基本的に支流には橋が架かっていないが、1ヶ所だけ橋がある。しかしこの橋も、上流に氷河があるため日中の気温が高くなると増水して水没することがある。
水路の様な本流右岸の壁を高巻いた先、緑が集まっているところが目指すキャンプ地パイユだ。
周りが大きすぎて感覚がズレてしまうのか、見た目より距離があり予想以上に時間がかかる。
キャンプ地パイユ。不思議とこの一角だけ木々が生い茂る。
ここでは登山隊、トレッキング隊例外なく1日停滞する決まりとなっている。

<本日のレイヤリング>
トップス:L1スキンメッシュ+L2ドラウトエア+L4ニュウモラップEX
ボトムス:L2メリノスピンライト+L4カミノパンツ
ソックス:L2ラミースピンソックス
その他:フラッドラッシュEXPグローブ、ロゴキャップ
6/17 停滞日
近くの斜面を標高4000m位まで登る高度順化に行く。
停滞日の散歩ルートの一つで、展望台の大岩を目指す。
高度上げるとバルトロ氷河が良く見えるが、デブリ(岩屑)に厚く覆われ真っ黒。
展望台の大岩。
少し標高が足らなかったので高度計で4000mを越えるところまで斜面を登り、30分ほど休憩してからテントに戻った。

<本日のレイヤリング>
トップス:L1スキンメッシュ+L2ラミースピンドライ+L4ヴェロキラップ
ボトムス:L2メリノスピンライト+L4カミノパンツ
ソックス:L2ラミースピンソックス
その他:フラッドラッシュEXPグローブ、ロゴキャップ
翌日は休息日で停滞としたため、その夜ポーター達が集まり歌と踊りで楽しむ。一部隊員も輪に入り一緒に適当に歌って踊って楽しんでいた。

⇒キャラバン編(パイユ~ゴレⅡ)に続く