※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
台高三重蓮川・櫛田川 リバーSUP
2013年10月19日

めったに巡り合えないベスト水量でプレミアムなダウンリバー。
瀬はバラエティに富んで面白く、わざわざ出向く価値があるフィールドである。
2箇所の不可避なポーテージがあるが、それ以外は上級者ならSUPでも降下可能。
(レポート:三宅 写真:三宅・河村)
伊豆大島などで甚大な被害をもたらせた台風26号、秋雨前線が活性化され、まとまった降雨の2日後、久々にベスト水量が週末に中った。
ここから少し下流の赤桶セクションはSUPでも既に下ったが、この区間はもちろんSUPのファーストディセントだ。
支流の蓮川を遡り、蓮ダムの直下からプットインする。
この蓮川区間の水量は、櫛田川に合流してからのおよそ半分の水量しかないが、なんとか擦らないで下れるくらいの水深は確保されている。
スタートから800mほども進むと、最初の難関であるビッグドロップが現れる。
川沿いの道路からしっかり視認できるが、川面からは近付くまで見え辛いので、道路からあらかじめよく見ておくことだ。
落ち口に小さなホールを伴い、馬の背状の狭い流芯を通って降りた先のボトムにはきついハイドローリック。
さらにそこから抜け出た流れが向かうその先には、巨大なアンダーカット待ち受けるという険悪なものである。
ドロップの50mほど手前右岸に上陸しポーテージする。
そこからは、狭いゴルジュの中を縫うようにルート取りしていくつかもの瀬をクリアしていく。
川幅が広がってくると、広く長い瀞場が現れる。ちょうど蓮セクションの中間部に大きな堰堤が現れる。
この水量であれば、堰堤の左岸に直接乗り上げてポーテージが可能。
その直下が蓮セクションの核心部だ。
堰堤から解き放たれた流れが勾配に乗って加速、きついバックウォッシュと高い波を連続させた300mほどの長い瀬である。
グレードはかなり高いが、ホールやウェーブへ正面突破さえ試まなければ、なんとかやり過ごすことができる。
その少し下流、広い瀬の只中にある山見ウェーブは、区間随一のサーフスポットであるが、この日はベストコンディションにはまだ足りず。
まだまだ続く瀬をこなして、ようやく沈下橋が現れると櫛田川合流も近い。
増水により水面近くなった橋桁を、ボードに伏せるようにして潜り抜ける。
そして櫛田川合流地点。
二つの流れが合わさるその場所にこの日はグッドウェーブが出現、ここでしばしサーフィンを楽しんむ。
そして100mほど下流にあるのが、巨大な5mの滝である。
カヤックでは何度か下ったものだが、今回はSUPなので当然ポーテージだ。
滝の直下に始まるの生コンの瀬。
よさ気なスタンディングウェーブもある長くて広い瀬だが、水深は浅いので油断禁物。
ケガのリスクを考えるとコース一番の難所と言っても過言では無い。
慎重を期して最初からニーリングで突入、しかし、瀬の終わり、左岸側のエディに入ってしまう。
ここは激しいボイルを伴うたちの悪いもので、ボードの上にのしかかる水をなんとかいなして脱出する。
生コンの瀬の後も、しっかりしたホールやウェーブを伴った下り応えのある瀬が、ゴールまでまだまだ続く。
この区間SUPのファーストディセントであり、ホワイトウォーターを攻略する充実感を久しぶりに感じるダウンリバーとなった。
【当日の情報】
水量:蓮ダム7.99~7.97t, 田引0.13m
距離:約7.5km
プットイン:蓮ダム下
テイクアウト飯高町七日市 川俣郵便局付近の竹薮
所要時間:3時間
ボート:インフレータブルSUP
グレード:3級