※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
阪神間運河SUPめぐり
2012年12月9日

SUPで神戸の兵庫運河、大阪中之島や道頓堀、尼崎運河をめぐった。(レポート・写真:三宅)
SUPでの静水ツーリングのことを一部では「水上さんぽ」と呼んでいるそうだ。
いつもの自然いっぱいの渓谷を離れ、都会に張り巡らされた、
運河という身近な都会の水辺で、「さんぽ」してオフシーズンの冬に新たな遊びの可能性を見つけてきた。
兵庫運河は、当社がある神戸ハーバーランド周辺から少し西、江戸時代より栄えた兵庫港が明治に入りさらに整備されたものである。
この春から兵庫運河水上さんぽが運用される。この日はあいにくの雨。それでもここは都会の水面に似つかわしくなく水が澄んで綺麗。
兵庫運河のレガッタ練習場からスタートし、新川運河に入り、およそ90年前に架けら今なお使われている石造りの大和田橋などの橋をくぐり少しだけ海に出る。
戻って今度は川崎重工の電車の工場を水面から見学。新幹線や日本だけでなく世界各地に納品される車両を見ることができる。
大阪では、都心の水辺を周回でめぐるツアーに参加。天満の船着き場をスタートし、大阪ドームの木津川、グリコの看板で有名な道頓堀川、横堀川を経て、中央公会堂やビジネス街の中之島から天満に戻る4時間10kmの行程。
水上バスや運搬船などの動いていない日曜の早朝に限ること、船着場の利用や2つの水門を通ることなどの、いろいろな側面で個人的に気ままに訪れるのはかなり難しい。
しかし身近な都会に豊富にある水辺を活用することで、新しい遊びとしてムーブメントとなる可能性を感じた。
尼崎では、阪神工業地帯の中核をなす工業の街の運河をめぐる。
ここを利用し、船を工場に直接横づけし、機械や鉄鋼をなど巨大な工業製品が津々浦々へと運び出されていった。ここは高度成長の源のひとつである。
北堀・中堀・東堀といった運河と海を隔てる日本最大の閘門「尼ロック」を出て尼崎港へでる。また尼ロックを経て運河に戻り、蓬川や旧左門殿川を遡ってみたりと、探索しながら漕ぎ進んでいくとその全容に驚かされる。
かつては工業港然としている尼崎の運河であったが、うんぱくというイベントの開催や地域を巻き込んだ浄化活動、公園化などの取り組みが行われ、一般に開放され始めているので、これから実に楽しみなフィールドである。