※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
南紀熊野川リバーSUPツーリング
2013年1月19日

南紀の名勝瀞峡の北山川から、十津川と合流し熊野川九里峡を河口手前の瀞場まで。2日間で42.6kmのロングツーリング。
(レポート・写真:三宅)
1日目は北山川の田戸からスタート。
ここは三重県、和歌山県、奈良県の三県が境を接する場所。
渓谷の底部へと降りる長い長い階段を下るとまさに別天地である。
瀞峡観光ジェット船の停泊地となっており、下流は瀞八丁の名で知られる下瀞である。
ここから下流の玉置口までが下瀞とされ、人を寄せ付けない奇岩絶景の渓谷の底を川が流れて行く。
玉置口を過ぎても軽快に水が流れる瀞場と、2級の瀬が気持ちよい間隔で続く。ジェット船のため瀬はある程度整えられているため、そこを通ればルートは素直でSUPやカヤックで下るにも水深は十分である。
川の勾配は平均的に下がっていくので、テンポ良く距離を稼ぐことができる。
ジェット船が来る度に早目にエディに退避してやり過ごすのだが、この日はオフシーズンということもあり、すれ違ったジェット船は4挺ほど。向こうはパドラー慣れしておりすれ違う時は多少減速して引き波を弱めてくれるが、あまり岸側に寄り過ぎると反射波に翻弄されてしまう。
釣り人もおらず貸し切り状態である。
おおよそ中間の地点に小川口の広大な河原が現れる。清潔な丸い石の河原が続き、どこでも休憩ができる。
蛇行しつつ延々と続く流れをひた進むとようやく十津川と合流し熊野川となる。水量は一気に増し、さらに川は広く大きくなる。
そこからほどなくするとジェット船の発着場である志古に出る。
さらに志古を過ぎ、その下流の三和大橋の右岸がこの日ゴールの日足である。
南紀とはいえこの日は寒かった。万全を期して新宮に確保した宿で疲れを癒した。
2日目は、日足から新宮市街手前までの河口に続く長い瀞場手前までの区間。
九里峡もしくは九里八丁と呼ばれ、瀞峡とはまた異なる景観を呈する。
ジェット船の通行が無く、その点気を使わなくて済むが、流れは分散しかなり浅いところもある。真っ直ぐの素直な瀬ばかりとはいかず、グレードは前日と比べると少しアップしている。
瀬と瀞場がいい感じで交替するが、前日の下瀞と比較すると瀬はやや強くなり、瀞場の流れはゆっくり目。
また、おととしの水害の復旧工事が随所で行われ水に多少濁りがある。
九里峡の見どころは、丸い砂利の広い河原を自由に広がる流れと、両岸の切り立った崖の景観である。山頂付近から落ちる滝もいくつか見られ、中でも飛雪の滝が圧巻。
高田川合流付近左岸側の花崗岩による柱状節理の壁面もダイナミックである。
水の上で充分な時間を過ごして熊野川を漕ぎつくした
【当日のデータ】
1日目(瀞峡)
水量:小森ダム放流0t 日足0.28-0.30m
プットイン:田戸
テイクアウト:日足(三和橋右岸)
距離:25.2km
所要時間:5時間
ボート:インフレータブルSUP
グレード:1.5-2級
2日目(九里峡)
水量:小森ダム放流0t 日足0.28-0.29m
プットイン: 日足(三和橋右岸)
テイクアウト:紀宝町北檜杖(R168新越路トンネル対岸左岸側)
距離:17.4km
所要時間:3.5時間
ボート:インフレータブルSUP
グレード: 2-2.5級