※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
スイフトウオーターレスキューSRT-1受講
2012年6月9日

川で思いっきり遊ぶためには、安全のスキルと装備が必須である。ということでRESCUE3JAPANが開講しているスイフトウォーターレスキューの講習会に参加した。(レポート:三宅・板倉、写真:三宅・SAFARI矢野)
カヌーやカヤック・沢登りなど、水のアクティビティに日々いそしむ我々であるが、川のレスキューは陸上のものとかなり異なるもので、正しいスキルを身につける事で自らと仲間の安全を高める事に繋がる。
講習の運営母体はRESCUE3ジャパンという組織で、米国の本家RESCUE3の主な活動として、レスキュー講習会の開催、事故現場でのレスキュー活動従事、新しいレスキュー 技術や道具の開発などを行っており、特に、スイフトウォーター(急流)レスキュー技術には高評価を得ている。創立以降1998年までの約20年の間に、世界15カ国で6万人以上の受講生おり、実際の遭難現場での救助活動あるいは、フィールドでの安全指導・啓蒙活動の指導者としての人材を輩出している。
日本でも消防を始めとした官からも注目されており、今回も参加5名のうち3名が消防(残り2名はfinetrack)という構成となった。
今回受講したのはスイフトウォーターレスキューテクニシャン・レベル1クラス(SRT-1)という、流水でのレスキューの基本から応用までを学ぶ総合カリキュラムであり、3日間・約30時間の講習日程で行われる。
教授は、日本屈指のホワイトウオーターゲレンデである四国吉野川大歩危・小歩危のラフトカンパニー「サファリ」の代表の矢野哲治氏である。
1日目は、レスキュー哲学、流れの力学、リバーサインなどコミニケーション、装備、ロープノットなどを終日座学で、テキストをベースにしながらも最新の知見や経験談が盛り込まれ、資格のための講習という範疇に留まらない、非常に意義のある内容となっている。
2日目は、流水でのスイミングとスロー・ロープレスキュー、泳いで行ってのレスキューとライフベイト。Cスパインロールという、気絶した要救助者を頸椎を傷めずに気道確保する方法。ストレーナーへのボディ・エントラップメント体験と浅瀬横断のスキルと半日かけて水上講習。その後、陸上でアンカーシステムとZドラグの構築。ロープノットのテストが行われた。
3日目は、ラフトボートの操作実習と、シチュエーショントレーニングの中での、テンションダイアゴナルと2ポイントテザーシステムの実践で1日水上講習を
講習としては、流れの速く流量の多い四国吉野川大歩危というややハードルの高いフィールドで、実際のレスキューメソッドを、正しい指導のもと実践しその場でフィードバックを貰えるので、非常に大きな経験となった。また、一緒に受講した尾道市消防の御三方の熱意と意識の高さにも非常に良い刺激を受けた。
そうして、ギッシリ知識と実践を詰め込んでヘトヘトになった3日間の最後の夜に行われたペーパーテスト。finetrack2名とも満点クリアし、無事RESCUE3の国際認定書を取得した。