※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
台高・二ノ俣谷黒滝登攀
2012年6月10日

奈良県・三重県にまたがる台高山脈はまさに大滝の宝庫。大滝登攀というワイルドクライミングの魅力的なフィールドとなっている。
二ノ俣谷黒滝(120m)は、高さ、見栄え、登り応えともに充分な大滝。
全体的にプアプロで草付きや泥をだましながら登るセクションも多く、トライするときはそれなりの覚悟が必要だ。
(メンバー:相川、木下、宮城 レポート:相川、写真:相川、木下)
行き帰りのアプローチのみで5~6時間くらいはかかる滝。日帰りでトライするにはギリギリだ。朝4時に大台ケ原の駐車場をスタートする。
尾根伝いに滝上にアプローチ。4ピッチの懸垂で滝下に降りた。画像右に小さく映る人が、わかるだろうか。
落差120mの迫力。ちなみに、この右手にも50m~60mの単独であったら十分な大滝がある。絶景ポイントだ
1ピッチ目(木下)50m。
下部は容易だがヤブい凹角に突入しそこから右上してスラブに出るワンムーブが非常にシビアだ。その地点を越えてしまえば、快適なクライミング。
2ピッチ目(相川)45m
チムニーをバックアンドフットで登り、ピナクルのてっぺんに立つ。ここから向かいの壁に乗り移るムーブがかなり思い切りがいる。すっきり乾いた岩で、フリークライミング的なピッチ。
2ピッチ目終了点から、またぎ越してきたピナクルを見下ろす。すごい高度感
3ピッチ目(宮城)45m。
先人は右に回り込んで登ったようだが、あろうことが水線際のあり得ないラインを直上していく。フットホールドは泥、ハンドホールドは芝生みたいな貧弱な草で、ほとんど垂直の壁を突破。フォローでも心臓が飛び出すかと思った。
4ピッチ目(木下)20m。
草と小枝を頼りにした出だしのトラバースが微妙!
5ピッチ目(相川)40m。
出だしのクラックを登り、水線に向かってトラバース。杉の木を3mほど登って、泥壁に乗り移る!あとはすっきりとした岩を落ち口に出ることができた
アプローチのルートを忠実に辿り、4時過ぎには車に戻ることができた。