※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
南信濃天竜川SUPダウンリバー
2011年10月9日

暴れ天竜の異名を持つ天竜川も、今はダムによって寸断され、往時の面影はほとんど失われている。そんな中、ダムや堰堤に妨げられない松川町から飯田市にかけての17kmのロングトリップが可能なセクションを選んだ。(レポート・写真:三宅)
前日のうちに木曽川から信州飯田へ移動しキャンプして長い1日に備えた。
朝早めのスタート。プットインの宮ケ瀬からいきなり瀬が始まる。
前日の木曽を経験しているので、膝立ちになってはしまったが難なく突破する。
10年程前にカヤックのスポットプレイで訪れて以来のベーダーホールの瀬を抜けると川は開けてくる。
川沿いにカインズが見えてくると中州で流れは左右に分かれる。
どちらでも下れそうだが、誰かの画像で見たカインズウエーブが確か右岸と見当をつけて、そちらへ進路を取る。
カヤッカーの間で数年前、カインズウエーブとして一世風靡したその瀬は、かすかにウエーブが立っていて多少復活の兆しも感じられる。
その後、中州で流れは2つ3つに分かれ、そのたびに水の多そうな方を選んで進んでいく。
そんなルートファインディングも暴れ天竜ならではである。
天竜峡温泉のホテルが見えてくると間もなく、天竜舟下りの弁天港が見えてくる。
中州に小さな鳥居と社があり、弁天様を祭っているのではと推測される。
ここからは遊船のコースになる。船の運航のため半人工的に水深やルートが確保されており、船頭の目線での違ったルートファインディングが必要だ。
しばらく進むと突如両岸に切り立った崖を擁したゴルジュの入口が現れる。
ここからが鵞流峡である。
左にカーブしながら突入する。
川幅が狭くなり流れは早くなるが流れは素直である。サーフィンにトライしつつ三角波をいくつも越えていく。
右岸に舟下りの記念写真のカメラが見えたら、その下がクランクの瀬である。
ここが舟下りのハイライトだけあって、高度を下げつつ一気に曲る瀬はSUPで非常にスリリング。
強く複雑なエディラインで危うく落水しそうになるのを堪え、なんとか突破するとまた形相は開けてきて、
ほどなくゴールの時又港となる。
水深も十分にあり険悪な瀬も無く、消波ブロックも注意していれば問題にならない状態で、
ここもSUPフレンドリーな川と言えるだろう。
流れは早く瀞場も快適で、なにより17kmという長い区間をストレスフリーで楽しめるのは大変貴重である。
【当日のデータ】
プットイン:宮ケ瀬瀬橋右岸
テイクアウト:時又港
水量:宮ケ瀬-1.02~-0.96m 市田-0.42~-0.41m
距離:約17km
ボート:SUP
グレード:2-3級
所要:3.5時間