※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
頚城 天狗原山・金山周回 BCスキー
2010年4月21日

  天狗原山・金山は目立った山容でないために、周囲の雨飾山、焼山、妙高・火打といった名山と比較し、影の薄い存在であることは否めない。しかし、バックカントリースキーの対象と考えると、これらの山々と勝るとも劣らない滑走向きの斜面を秘め、かつ最高の展望台ともなる、知る人ぞ知る名山である。
絶好の天気の中、天狗原山・金山の山頂を踏み、ぐるりと一周する周回コースを楽しんだ。
(レポート:相川 写真:相川、橋本)
栃の樹亭が冬季の営業を休止しているため、小谷温泉より先は道が閉鎖されている。栃の樹亭までプラス30分余分に林道歩きが発生するので、ご注意。そこからさらに30分ほど、雪に埋まった林道を歩いて、崩壊地を越えた先でブナタテ尾根(天狗原山南西尾根)にとりつく。  
  急斜面をひと登りで立派なブナの木が待つ緩やかな尾根上へ。
この日は好天でありながら、風が冷たい天気であったが、ミッドシェルをアウターにして登りでのウエアの着脱は全く必要がなかった。
尾根上は微妙なアップダウンがあり、あまり効率が良くない。途中のギャップを越えるところで、南側の斜面に降り、そのまま尾根線を左手に見ながら登ることにした。傾斜も一定で登りやすい。  
  1450m地点のプラトーから尾根に戻り、急斜面を登ると大きく樹間が広がった疎林となった。この辺りから、単純な尾根ではない複雑な地形になり、ロスをしないためには慎重な地図読みが必要だ。
1741mの岩峰と、1949mの壁がポイント。1741峰は左から狭い谷に入り、最後ワンポイントスキーを脱いで急なルンゼを詰めたが。1949m地点は簡単に左から巻ける。  
  前日までに降った雪が部分的にパウダーに。
滑っても最高に楽しそうなオープンバーンを登りつめ、天狗原山山頂へ。  
  天狗原山山頂は、雨飾山、焼山、火打・妙高といった名山を見渡す最高の展望台だ。周囲は垂涎もののスキー向き斜面が広がる。特に、東面の無木立斜面が素晴らしい。いつか滑りに来よう。
天狗原山からは、シールを付けたまま60m下り、110m登り返せばやはり広々とした金山山頂到着だ。  
  下りは茂倉尾根にルートを取る。雨飾山に向かってダイブ。
茂倉尾根は、ワンポイント細いところがあるが、それ以外は非常にスキー向きの尾根だ。うまくルートを取れば、全く登り返すことなく、尾根の左右の沢を絡めながら滑ることができ、忠実に尾根を行くより楽しめる。
先日までの新雪がモナカ雪となり、滑りはやや手強かった。
 
 
  1750m付近から、大倉沢に向かって西側のボウル状地形に飛び込む。モナカ雪も解消し、素晴らしい疎林の大斜面の滑りを楽しんだ。
 
大倉沢に降りると、傾斜がほとんどなくなり、クロカン状態。黒沢出合から先で沢は割れはじめ、スノーブリッジを渡って右に左にルートを取る。雨飾山からの夏道が合流してくる地点の少し手前で、どうにも通過できないところがあり、右岸を高巻いた。  
  夏道に沿って林道に合流。しばらく林道に沿って滑るが、あきらめて除雪された林道を歩く。すごい積雪量だ。
林道の曲がり、1035m地点から、再びスキーを装着。小谷温泉のすぐ上まで、雪はつながっていた。