※BC(バックカントリー)で遊ぶには十分な装備、知識、経験が必要です。安全に注意し、レベルに合ったフィールドで楽しみましょう。
鳥取/兵庫・氷ノ山北斜面滑降 八木川源流左股本谷
2005年3月26日

氷ノ山山頂北面のカールは、急な斜度が続く非常に魅力的な斜面である。しかし、北面の山頂直下は氷化しやすく、状況により雪崩の危険と、ブン回し側に発達した大きな雪庇など不安な条件が重なり、また斜面下流で繋がる八木川源流左股本谷が非常に深く、沢の出会いから登攀した者でないと状況がよくわからないためか、過去に滑降の記録を知らない。ここは金山が八木川源流左股を冬季初登攀をした30年以上前から気になっていた滑走ラインである。

今回念願の氷ノ山北斜面を滑り、八木川源流左股を標高1000m付近から氷ノ越に突き上げる沢へトラバースして、さらに氷ノ越への登山道から途中で赤倉山頂を直登し赤倉山の素晴しい大斜面を滑って氷ノ越から若桜氷ノ山スキー場に戻る、この山域にあっては珍しくハードなスキーが楽しめるプランである。

若桜氷ノ山スキー場トップ 9:00 -三ノ丸避難小屋 10:30 - 11:30 氷ノ山山頂 12:40 - 八木川源流左股本谷1000m地点(滝あり) 13:30 - 氷ノ越につきあげる沢950m - 登山道合流 14:00 - 赤倉山 15:00 - 氷ノ越 15:30 - 16:40 スキー場

※このコースは、沢下流に滝があるためロープなどの装備が必要です

 

古くからの知り合いの若桜氷ノ山ユースホステルの小野さんに挨拶と山の情報を伺いに。

登山届けをスキー場パトロールに出してから、スキー場トップまで行き登り始めである。
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兵庫中部までは快晴の天気であったが、スキー場トップどんよりした曇り。予報では若桜氷ノ山スキーは晴れであったのだが。

高気圧の移動が遅いのであろうか、風が非常に強く、雲の動きが激しい。

この中、山頂に続く稜線まで急登を登る。
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CIMG8990.JPG 2月末に来た時よりも雪庇が発達している。
3月末なのに、急登を抜けるまでラッセルである。。
今年は雪が非常に多いのだ。

稜線にでるとすぐに強風にあおられる。
止まって耐えないと倒れそうになるぐらい強い。
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三ノ丸あづま屋
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三ノ丸避難小屋
凍ってドアが開かなかった、注意である。
ユースの小野さんの話によると凍って出られなくなりそうになったとか。
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どんよりした強風。
気圧配置では天気は回復に向かっているはずなのだが、、
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右奥に氷ノ山山頂
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振り返り南方をみると、歩いてきた尾根が見える。
三月末なのに真っ白である。

すぐに氷ノ山山頂小屋に。
強風のためすぐに小屋の中にはいる。
布団とコタツのある2階もあり結構広い。

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とりあえず、皆ブリーズラップをきて乾杯である

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天気がなかなか回復しないので、のんびり1時間半も小屋で休憩してから出発。

出発するころには、相変わらず強風だが、少し晴れ間が見えてきた。

山頂から北斜面に向かう。
最初はアイスバーンであったが、少し下ると、新雪に。
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甑(こしき)岩の下側を登山者がスタカットでトラバースをしていた。
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滑り出しの斜面
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雪質がめまぐるしくかわる中、疎林の良い斜面をいっきに滑り降りる。気持ちいい。
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CIMG9059.JPG 振り返ると、いい斜面にいいシュプールが。
いつのまにか雲が消えていき青空も。
八木川源流左股本谷に滑り込む

両岸からデブリが
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1000m付近。この下に滝が出現。
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滝を脇からみたところ
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沢芯を下れないので、左岸を高度をあまり落とさずに
登山道までトラバース
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氷ノ越につきあげる沢950m付近を越えて
さらに登山道へ向かう
氷ノ越へ急斜面山道を一気に登る CIMG9092.JPG
 
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と、右側にいい斜面があったのこちらも更に登ることに。
赤倉山であった。
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振り返ると氷ノ山山頂からの滑降した斜面が見える
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DSC02837.JPG 赤倉山山頂の雪庇の上から滑走!
広い斜面を気持ちよく DSC02840.JPG
CIMG9148.JPG 氷ノ越避難小屋
ここからスキー場まで杉林のなかの夏道をもどる CIMG9152.JPG
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途中、道路もわたってスキー場脇の車道にでる。
パトロールに無事下山の報告をして終了。

非常に有意義な新規開拓コースであった。
この山域には、開拓できるラインがまだいくつかある。非常に楽しみである。
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