BCスキー・スノーボード
今回の剱岳は新田次郎の「剣岳(点の記)」で知られ、明治40年に陸地測量部の柴崎芳太郎一行を剱岳頂上へ導いた雪渓「長次郎谷」に登路を求めるルート。残雪期の好天を狙ってスキーでつなぐプランは天気に恵まれず、実は3年越し。雪不足に泣いた今期のBCカントリーの鬱憤を晴らすべく、チャンス到来とばかりに大好きな剱岳にスキーと登攀ギアを持って出かけてきた。

2016年ゴールデンウィーク、東北エリアをマルチアクティビティで遊びつくすプランを計画。 今回、同行するメンバーで選択したアクティビティは、バックカントリースキー、フィッシング、トレイルランニングの3種類。 不安定な天候に翻弄させながらも、残雪期のバックカントリースキーをメインとしつつ、サクラマス釣り、トレイルランニングを取り入れ 非常に充実した4日間を過ごすことができた。

4/23:笹ヶ峰登山口 ⇒ 富士見平 ⇒ 黒沢岳 ⇒ 高谷池ヒュッテ(小屋泊)
4/24:高谷池ヒュッテ ⇒ 火打山 ⇒ 高谷池、富士見平を経て往路を戻る残雪期BCツアーを計画し、妙高エリアの火打山滑降を満喫してきた。

知床は海から山まで切れ目なくつながる手付かずの自然に恵まれ、荒々しさと優しさを併せ持った変化に富んだ地形があり、あらゆる場所で生き物の気配が濃い、大好きなアウトドアフィールドだ。…距離は45km程度。室堂から新穂高に抜けるオートルートと同じくらいのスケールだ。
4日の休みを取り、4日+予備日1日の5日間のプランでトライすることにした。

5月2日〜6日で、黒部源流周辺のバックカントリースキーへ。
当初は薬師岳から金作谷を滑り、黒部川をわたって薬師見平に泊り、赤牛岳辺りまで足を伸ばそうと考えたが、どうやら雪不足で黒部川を渡れなそうと判明。
代わりに、飛越新道経由、北ノ俣岳から雲ノ平、祖父岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳を廻る大周回コースを設定してみた。
雪不足や、悪天で少ししか行動できない日もあり、水晶、鷲羽はカットになってしまったが、GWとは思えないほどの静かな山にどっぷりとつかって充実の5日間だった。


GW序盤は、毎年恒例となっている黒部源流エリア、薬師岳へ。
黒部源流周辺は、筆者のもっとも好きなバックカントリーエリアだ。見渡す限りスキー向きの斜面が連なり、無数にラインを取ることができる。しかも、アクセスが簡単ではないために、人でごった返すGWの山としては、格別に静かな山行を楽しむことができる。

天生山地は白川郷の東に広がる1800m前後の山が集まるエリア。
御前岳と猿ヶ馬場山の間にある1818mの無名ピークが、記録は見かけないものの非常にスキー向きと予想できる地形をしていたため、昨年飛騨河合PA起点でトライしてみたが、雪の状態悪く途中で断念。今回同ルートからリベンジしてきた。



ロングツアーが楽しいシーズン終盤、テレマーク仲間10人で黒部川源流・黒部五郎岳へ。
黒部川源流エリアはまさに見渡す限りスキー向きの斜面が広がるスキーパラダイス。黒部五郎はその中でも最奥に近い場所に位置し、長いアプローチを頑張ってこなせば、広大な斜面を仲間うちで独占できるだろう。

天生山地は白川郷の東に広がる1800前後の山々で、猿ヶ馬場山を始め、スキー向きの山が集まっているエリア。
今回、記録は未見ながら、地図上でスキー向きの地形しているな、と気になっていた、天生山地・御前岳北西1818mピーク東尾根へ。













三方崩山は白山から当方に伸びる稜線上の末端に位置し、その名の通りいたるところが崩壊した急峻な山だが、東面側にスキー向きの谷を何本か持っている。今回はその一つ、三方崩山北方1897mピークよりシッタカ谷の滑走を楽しんだ。


須走口からの富士山は標高差1700mと比較的長いが、山頂から大斜面のロングランを楽しむことができる玄人好みのコースである。前日の新雪のおかげで、雪質もこの時期には珍しいぐらいの絶好のコンディションで、まっ白な斜面にそれぞれ思い思いのラインを描き、メンバー一同大満足の1日となった。



北アルプスを長野県側から富山県側に抜ける深い山奥の景色を堪能する黒部横断が無事成功。ダム水のない黒部湖の不思議な景色と、腰まで雪解けの川につかるしびれるような渡渉は、3日間快晴のおかげで楽しいイベントとなった。

3月の3連休+1日で、テレマークスキーを使って奥美濃・大日岳から白山主峰を越え、白川郷付近まで抜ける白山山系の大縦断にトライ。雄大なスケールの稜線歩き、巨木の森のハイクアップ、大斜面の滑降、そして厳しい冬山の洗礼と、バックカントリースキーの楽しさ、厳しさを満喫してきた。


氷ノ山北面の流れ尾~ネジレ谷ルートは、登りも下りも急峻であるが、条件が良ければ氷ノ山を往復する最短ルートだ。滑降ルートの谷は雪崩の危険が大きく、滑降可否は慎重に判断する必要があるものの、標高差500mを一気に滑り降りる快適な急斜面だ。

栂池・天狗原から北東に、風吹大池、横前倉山、北小谷まで抜けるルートファインディングを要求されるロングルート。低気圧の接近で尾根筋では強風にさらされながら、唐松沢、横前倉山の素晴らしい北東 斜面パウダーと日本海ま [...]














毎年好評のテレマークスキー関西講習会にfinetrackも講師・スタッフとしてお手伝いをしてきました。120名近い多数の方に参加頂きました。皆熱心に講習を受け上達し、また、テレマーク仲間の輪を広げたようです。


